<その一> 川の町、松戸の文化、今昔
かつては宿場町として栄えた松戸駅周辺。今ではすっかり様変わりしていますが、歩いてみると、まだ昔の面影も随所に残っています。古き良き昔の松戸と、 風情と文化が溢れる未来の松戸に思いをはせながら歩く小さな旅。さて、あなたの大好きな松戸は、どんな松戸ですか?
   ルートマップ(PDF)印刷はこちらへ
 
 

 
 この旅は、一軒の小さな喫茶店から始まります。@すてんどぐらするーむ かめや オーナーが長い年月をかけて作った美しいステンドグラスに囲まれた幻想的な空間。扉を開けた瞬間に広がる別世界。コーヒーを飲みながらゆっくり鑑賞して下さい。
  すてんどぐらするーむ かめや 詳細
 かめやを後にして、坂川沿いを駅方面へ少し歩いたら、橋の道を右へ曲がります。正面には松戸名産の茄子の与一漬け。しばらく進み、千壇屋を過ぎたら次の道を左に曲がります。すぐ突き当たるので、今度は右に。
 
この小さな道は、カーブを描きながら江戸川へつながっています。しばらく行くと、道路の左橋に、大きな柳の木が見えてきます。A平潟遊郭跡の柳 この辺りは江戸時代から明治にかけて、平潟遊郭と呼ばれる遊郭街だった場所。20〜30年前までは、廃墟となった格子窓の建物も、まだ残っていました。
 かつては宿場町、物流の拠点として栄えた松戸。この大きな柳は、激しい時代の変遷を、どんな思いで見つめてきたのでしょうか。
 もう江戸川は目の前です。横断歩道を渡り、土手の上に上ってみましょう。

 

B江戸川の眺め 土手を上がると広がるいつもの風景。この景色を見ると、なんだかとてもほっとします。少しカーブをしながらゆっくりと流れる江戸川。緑の芝におおわれた土手。ジョギングや犬の散歩を楽しむ人々。そして空気の澄んだ日には、遠くに富士山の眺め。
 しばし眺めを楽しんだら、中部小へ向かう道へ。少し下ったら住宅街の間の小道を右に曲がります。そのまま何となくいい感じの土手下の小道を進みます。
 
 
少し歩くと、左手に、復元された江戸時代風の壁があります。Cもと船問屋、青木源内の家 ここは、かつて船問屋だった青木源内の邸宅。江戸時代、銚子で水揚げされた魚は、利根川を船で上り、布佐の辺りで陸揚げをして、馬でここまで運び、さらに船で江戸川を下り日本橋まで運びました。これを下総鮮魚街道と呼んだそうです。かつて松戸は、物流の中心地でもあったのですね。
 この角を左に曲がり、少し行くと坂川です。橋を渡ったら右折して、坂川沿いの小さな道を歩きましょう。ちょっと寂しげな道ですが、何となく風情も感じます。しばらく歩くと出てくる小さな橋はきつね橋。対岸にはレンガ造りの古い建物も見る事ができます。もう目の前は春雨橋です。
 この辺で少しお土産を買ってみましょう。

 

 

 

D日暮酒店
 
 日暮酒店は80年以上前に創業したという老舗の酒屋さん。日本酒とワインの品揃えが豊富です。酒好きの方は、小さな旅の思い出とともに 、旨い酒で晩酌はいかがでしょうか?
  日暮酒店 詳細
 

E三河屋
 創業大正8年の佃煮屋さん。名物「鰻の佃煮」はとにかく絶品。是非ご賞味下さい。
   三河屋 詳細
 
F岡松
 こちらも90年以上前に創業の老舗和菓子屋さん。明治末期の建物も趣があり、丁寧に作られた和菓子はお土産にぴったり。
   岡松 詳細

 

 

 

岡松の脇の小道を坂川に向かって進みます。端を渡って右に曲がるとすぐに松戸神社です。 G松戸神社  二礼二拍手一礼でお参りしていきましょう。
 ここは松戸の総鎮守。徳川光圀のエピソードも残る、由緒正しき神社です。(詳しくはWEBサイトをご覧下さい。松戸神社 WEBサイト
 
  
 
松戸神社でお参りを済ませたら、バス通りを渡り、さらに坂川に沿って歩きます。この辺りは、大きな竹が茂っていたり、川辺に鴨が泳いでいたり、なかなか風情を感じる事ができます。一時は悪臭漂う、お世辞にも綺麗とは言えない坂川でしたが、今では松戸のシンボル的な川になってきているなあと感じます。ほどなく左側にお寺があります。 H松龍時
このお寺では、毎年八月にとおもろこし市が開かれていますが、2006年より献灯祭りとして、坂川に灯籠を流すイベントも加わり、松戸の新たな風物詩として期待されます。
 

 

松龍寺を後にして、さらに坂川沿いを歩きます。この辺りは川辺に下りられる小道も作られていて、とても楽しい散歩道になっています。I坂川の眺め またこの辺から伊勢丹方面を望む風景はなかなか絵になる景色です。しばらく行くとバス通りとなっている橋が見えてきますが、よく見ると橋脚の部分は何とも趣のあるレンガ造りのめがね橋。普段車やバスで橋の上を通っている時には全く気付きませんが、実はなかなか味のある橋なのです。 Jレンガ橋
 
 
 
レンガ橋を超えて、さらに坂川沿いを歩きましょう。しばらく歩くと、舗装されていない道を通り、葛飾橋からの通りにぶつかります。これを左折して、線路の方へ歩いてください。バス通りを過ぎ、六号線との立体交差の左側に K浅間神社 の看板が見えてきます。この案内に従って浅間神社へ行きましょう。
この神社は、江戸時代富士山へ参拝に行けない人々が、富士山の代わりにお参りしたという山岳信仰の神社。小高い丘の上にあるお社はなかなか風情があり、うっそうと茂る木々は 何と原生林との事。松戸の中心地にありながら、なかなか新鮮な場所なのです。
 

 

 

 

 
浅間神社を後にしたら、線路沿いに松戸駅方面へ戻りましょう。途中陸橋を渡り、線路沿いの細い上り坂を登ると、国の重要文化財に指定された L戸定邸 です。ここは徳川慶喜の別邸で、当時の暮らしぶりを身近に感じる事ができます。以外にもモダンな暮らしぶりに、少し驚かされるとともに、幕末、明治維新と、激動の 時代を生きた徳川慶喜の生涯にも思いが巡ります。
美しく手入れされた庭園越しには、江戸川の流れと、晴れた日には美しい富士の眺め。ここからの眺望は、松戸で随一かも知れません。
  戸定邸WEBサイト
 
戸定邸を後にしたら、松戸駅方面へ向かう坂道を下った所に小さなモザイクのアトリエがあります。 Mアトリエえむ モザイクは比較的簡単に始められて、なかなか奥が深いアートです。体験も随時行っていますので、是非一度お試し下さい。(要電話連絡)
 アトリエえむ 詳細
 
小さな旅の後は、松戸の小さなレストランで、ゆっくりお食事と会話を楽しんで下さい。今日の日がとても素敵な日になりますように。
<おすすめレストラン>
気軽に楽しむフレンチビストロ プティ・コキャン (フランス料理)
作農そば職人 藤助 (手打ち蕎麦)
マハラジャ (インド家庭料理)
 

 

今回の小さな旅はこれにて終わりです。松戸駅周辺は大きなビルやマンションが立ち並び、あまり昔の面影を感じる事ができませんが、少し視点を変えて歩いてみると、なかなか風情のある場所も 見つけることができます。是非この小さな旅を機に、風情溢れる、楽しい文化の町(としていきたい!)松戸の未来を創造してください。 そして、そんな松戸を見つけたら是非大事にして行きましょう。
 
 
 

ふるさと松戸 小さな旅

   

 Traveler's Cafe  旅するような人生を。トラベラーズ・カフェ http://www.trs-cafe.com